当院にご来院の患者様で、「足の裏、指先のように痛みがあります。
痺れるような感覚もあったりするのですが、足底腱膜炎(足底筋膜炎)でしょうか?」 とご来院される方がまれにいらっしゃいます。
足底腱膜炎は指先の方は痛くなることはあまりありませんし、痺れるような感覚なりますと、、 その症状、「モートン病」かもしれません。
足の裏の神経が、足の中足骨間で神経が圧迫され、痛みやしびれが生じる疾患です。
指の先に向かう神経の周囲が腫れて厚みをおびてしまうこともあります。
足底を走る総足底指神経が、前足部の中足骨頭間で圧迫されることで発生します。
足趾に行く神経が中足骨間を連結する靱帯(深横中足靱帯)のすぐ足底部を通過するため、 この靱帯と地面の間で圧迫されて生じる神経障害なのです。
足底腱膜炎(足底筋膜炎)や外反母趾など症状が似た他の疾患と区別することが大切です。
この疾患の特徴は、靴を脱ぐことで痛みが和らぐ点や「足に石が挟まっているような感覚」と訴えられたりもします。
ガングリオン(ゼリー状の内容物が詰まったこぶ)などの腫瘍が神経を圧迫する場合もあります。
40~60歳の中年女性に特に多いとされます。
男女差で1:4くらいの割合いです。
好発部位としては第3-4趾間が66% 第2-3趾間が32% 第4-5趾間が2%になります。
特に第3-4趾間でよく発生しますが、4-5趾間でも起きます。

イラストを見ていただくと、総足底神経は内側足底神経と外側足底神経に区分されており両方の神経枝が集まりやすい 前足部に起こりやすいと言われています。
中腰の姿勢で踵に体重をかけて作業をする方はいません。
大体が前のめりであり、前足部に長時間圧力がかかります。
また、足首が硬いと前傾姿勢を取ろうとしたとき踵が浮き、つま先に体重をかけて膝を曲げる姿勢を取るため前足部に圧力がかかり 発症することがあります。
当院ではヒールが3cm以上の靴はおススメできません。
人間は歩くとき踵から着きつま先で蹴って身体を前に進めます。
ですが踵が高い位置で固定されると普段通りの歩き方ができず、つま先だけで歩いてしまうからです。
足の構造を壊してしまいますし、ハイヒールの靴はつま先がとがっています。
親指と小指は中央に圧迫され2~4趾は圧迫を受け続けますし、 さらにつま先で圧力を受け続けたらハイヒールの靴はモートン病養成機になってしまいます。
体重を支えるため踵の骨が内側に倒れ込む→足首が内側に倒れ土踏まずを潰す→前足部も潰れて平べったくなり指の付け根にかかる体重が増える →指の付け根に日々負荷がかかり圧迫が続き神経が圧迫されモートン病になる といった流れです。
神経傷害部をたたくとその支配領域に疼痛が放散するサインがあれば診断は確定できます。
また、足趾を背屈するか、つま先立ちさせる痛みが強くなります。
足趾の付け根の部位で足を横から挟むように圧迫して疼痛(とうつう)が誘発されれば、モートン病が強く疑われます。

確定診断には、X線(レントゲン)検査、筋電図検査、MRI検査、超音波検査などを必要に応じて行います。
局所の安静(作業肢位、ハイヒールの禁止)、薬剤内服、、運動療法、ブロック注射などの治療をしてくれます。
神経剥離、神経腫摘出、深横中足靱帯の切離等の手術などが行われます。
外反母趾、足底腱膜炎(足底筋膜炎)をはじめとし、モートン病やセーバー病などくるぶしから下の症状。
足の裏の痛みについて改善がはかれる整体です。
足の裏の筋肉、一本一本の指、足首周りの骨、ふくらはぎを特殊な整体方法で調整し、痛みを改善に導いていきます。
一回目で足の裏の変化が実感できます。
足の写真、歩き方の動画を撮り一緒に見ながら足を点数化します。
その上でなぜ痛みが出たのか?根本原因を探り除去できるように1人1人に合ったインソールを制作いたします。
当院処方する足病医学に基づいた矯正インソールであるフォームソティックスは身体の土台である足の骨配列(アライメント)を正常な位置に近づけてくれます。
足を矯正すると全身のアライメントが整うため、足や腰の負担が軽減できるのです。
シンスプリントや腸脛靭帯炎、足底腱膜炎(足底筋膜炎)、の痛みに対してのアプローチや予防、負担の軽減にも役立ちます。
(※効果の度合いは個人差があります)
以上が当院でお手伝いできる内容となります。
「症状」というのは例をあげると虫歯と一緒です。
早めに対応しておけば簡単に済んだりもしますが遅くなるほど症状は重く悪化し時間がかかってしまいます。
早めの対処が功をなしますよ(^^)