かかとの後ろやふくらはぎの下の方が痛い
つま先立ちや階段の昇り降りで痛い
止まった状態からの動き出しで痛い
朝一番の動き出しで痛い
以上のような症状はアキレス腱炎の可能性が高いと思われます。
走る、急ブレーキやジャンプの多い陸上競技、サッカー、バスケットボール、バレーボール、剣道などのスポーツや運動を盛んにする方に起こることが多く日常生活の動作で痛みがあり支障が出てしまう症状です。
また、スポーツをしていない一般の方も慢性的にアキレス腱に負荷がかかることで炎症を起こすこともあります。
痛む場所に腫れ(はれ)や熱感が起こることもあります。
レントゲンは筋肉や骨を透かしてしまうため、炎症があるかどうかはエコーやMRIで確定診断が行えます。
①まずは安静が必要とされますが軽症であれば安静にしていれば早いもので2~3週間
②大体のアキレス腱炎は統計ではおおよそ3か月で治ることが多いです。
③中々治らず慢性化してしまうと半年経っても痛いなどといった方もいます。
④安静にできない、それでもスポーツを続けてしまう
など重症化してしまうといつ治るというのが判断しづらくなり1年経っても痛みが続いてしますケースもあります。
原因の1つは繰り返される負担です。
スポーツなどでアキレス腱炎の1部に繰り返し負荷がかかり生じます。
その他加齢によりアキレス腱の耐久性がなくなり少しの運動でも炎症を起こしてしまった。
肥満によってアキレス腱に負荷が加わるようになった。
などありますが、スポーツをしていても、加齢でも、肥満でもアキレス腱炎になる方とならない方がいらっしゃいます。
アキレス腱炎になってしまう原因、根本は「回内足」が関係すると言われています。
わかりやすくいうと、 「足首が内側に倒れ、土踏まずがなくなり、アキレス腱は内側にたわみ、後ろから見て小指が見えている状態」のことを差します。
画像でみてみるとこのような足の形をいいます。
足首が内側に倒れる→アキレス腱が内側にたわむ力がかかる
→土踏まずが潰れてクッションがなくなる
→アキレス腱に負担がかかる
→アキレス腱炎の完成 となるわけですね
回内足になってしまう原因としては筋力低下、本人のクセなどさまざまですが、この「回内足」がアキレス腱炎に大きく関わるとされています。
足の写真と歩き方の動画も撮り、なぜアキレス腱炎になったのか?回内足はどの程度か? 分析し点数化をいたします。
その点数によってオーダーメイドインソールを製作し、回内足を防ぎ痛みの原因、根本にアプローチをしていきます。
とはいえまずは痛みを取らないことには苦痛は減りません。
当院ではアキレス腱炎専門の鍼(はり)施術を行っています。
刺激の少ない鍼を使用し、使う本数も5~6本と少量です。
東洋医学に基づいての施術で経穴(ツボ)」を使っていくため、痛みのある患部に鍼は一切行いません。
痛みを取った後は足を点数化し、再発予防のインソールで足が良くない方向に使われアキレス腱炎がまたでないようにします。
当院でのアキレス腱炎に対する対応としては以上になります。
少しでも気になった方、自分の足を撮影し、どんなふうにゆがんでいるのか見てみたい方などいらっしゃいましたらお気軽にご連絡くだいさ(^^♪