足根洞症候群の基本知識と原因を解説
「足根洞症候群(そっこんどうしょうこうぐん)」なんて聞きなれない症状ですが、
足の外側のくぼんでいる部分に圧迫がかかり痛みが出たり、逆に不安定感などの症状を起こし
足関節捻挫後の痛みや他の疾患(例えば腱障害、関節炎)と間違われたりもします。
見逃されやすい症状ですし、見逃されると慢性的な痛みや足部の機能障害が続き、
患者のスポーツ復帰や日常生活への支障が長期化します。
足根洞には、
刺激を感知する「神経受容体」
刺激をやりとりする「神経終末」
以上2つがが多く存在しており、これらの神経受容体の機能異常と神経終末への異常刺激が本症の病因であると考えられています。

足首の外側。〇がついてるあたりが足根洞という場所です。穴が開いているようにペコっとへこんでいる場所になります。
足根洞症候群が起こる原因は?
①ケガなどの後遺症:
外側足関節捻挫や繰り返しの足関節捻挫などの外傷は、足根洞症候群の最も一般的な原因です。
これらにより、足根洞内の靭帯(骨間距踵靭帯、頸靭帯など)が損傷し、
炎症や滑膜炎が生じることがあり痛みをともないます。
また、足関節捻挫により出血が足根洞内に滲出し、その血液が固まって線維性の瘢痕組織を形成することもあります。
②過剰回内:
扁平足や※過回内足の人は、足根洞に圧迫力がかかりやすく、激しい運動などで足根洞症候群を発症するリスクが高くなります。
※過回内足とは
③靴が合っていない。高いヒールを履いている
靴がブカブカやキツイなど足にフィットしておらず靴が足を守れる状態にない。
もしくはヒールの高い靴を履き足が前方に常に詰まっている状況だと骨同時も詰まって痛むなどがあります。
当院では3cm以上のヒールは足の構造を壊してしまうためおススメしていません。
どんな症状が起こるか?
主な症状は、
足根洞部の痛みです。
①痛みの部位: 外くるぶしの前下方。くぼみの部分。
②動作による痛みの増悪: ただ立ってるだけで、歩いたり、特に不安定な地面での歩行、足の回内・内転運動時。
③その他の症状: 足全体から見て後部の不安定感、腫れ、押すと痛みやしびれが出る場合もあります。
病院、整形外科でできること
画像検査
①レントゲン: 骨折、関節の変形などを評価します。
②MRI: 足根洞内の靭帯、滑膜、軟部組織の状態を詳細に評価できます。
③CT: 骨病変の評価に有用です。
薬物での治療
④足根洞にブロック注射: 局所麻酔薬を足根洞に注射し、痛みが軽減すればSTSの診断が確定します。
⑤湿布、痛み止めなどの処方
当院でできること
有痛性外脛骨や外反母趾、足底腱膜炎(足底筋膜炎)をはじめとし、モートン病やセーバー病、足根洞症候群などくるぶしから下の症状。
足の裏の痛みについて改善がはかれる整体です。
足の裏の筋肉、一本一本の指、足首周りの骨、ふくらはぎを特殊な整体方法で調整し、痛みを改善に導いていきます。
一回目で足の裏の変化が実感できます。
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②オーダーメイドインソール
足の写真、歩き方の動画を撮り一緒に見ながら足を点数化します。
その上でなぜ痛みが出たのか?
根本原因を探り除去できるように1人1人に合ったインソールを制作いたします。
当院処方する足病医学に基づいた矯正インソールであるフォームソティックスは身体の土台である足の骨配列(アライメント)を正常な位置に近づけてくれます。
足を矯正すると全身のアライメントが整うため、足や腰の負担が軽減できます。
足根洞症候群の痛みに対してのアプローチや予防、負担の軽減にも役立ちます。
(※効果の度合いは個人差があります)
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以上が当院でお手伝いできる内容となります。
「症状」というのは例をあげると虫歯と一緒です。
早めに対応しておけば簡単に済んだりもしますが遅くなるほど症状は重く悪化し時間がかかってしまいます。
早めの対処が功をなしますよ(^^)/
浜松市中央区野口町217-4
TEL:053-467-5815
さかた鍼灸整骨院 LINEの予約はこちらから!!
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=crk8486u
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