シンスプリントの症状と原因について詳しく解説します
シンスプリントってどんな症状なの?
シンスプリントとは日本語では脛骨疲労性骨膜炎と言ったりします。
運動選手に多く陸上選手、バスケットボールやサッカーなど走ることが多いスポーツをする方に起こる、すねの内側の脛骨という骨をおおう骨膜の炎症の事をさします。時に痛みのある部分に腫れ(はれ)がみられることもあります。またランニングなどをする一般のランナーさんにも起きたりします。
運動し始めで急に環境が変わり練習量が多くなった時にとたんに多く見られたりする「初心者病」なんていうこともあります(^-^)
筋肉は骨から骨へ付着しています。骨に付着する時、骨の表面にある骨膜という膜にくっつくのですが過労により筋肉が硬くなり柔軟性が低下し、伸び縮みがうまくできなくなるとこの骨膜をひっぱってしまい痛みがでる、という症状がこのシンスプリントであるとも言われています。
【骨膜をひっぱって痛みを出す足の筋肉の分類】
痛みが出る部分はひっぱって骨膜を人によってさまざまで
脛骨の上1/3の内側 ヒラメ筋が骨膜を引っ張って起こる。それより後ろ側は後脛骨筋が引っ張って痛みが起こる。
脛骨の中1/3の内側 長趾伸筋が 骨膜を引っ張って起こる。
以上が疲労がたまり筋肉の柔軟性が低下し、骨膜を引っ張って痛みがでる足の筋肉の分類になります。
【シンスプリントの分類】
すねに痛みがあるけど、どこまでが練習をしてよくてどこまででストップをするか?スポーツ現場においての判断は非常に難しいところがあります。
1つの参考としてシンスプリントには痛みの出る時、強さによって分類がされておりそのステージにおいて運動をする、しないの判断基準にもできます。
Walshの分類とは?
StageⅠ; 運動時のみ痛みがある
StageⅡ; 運動前後に痛みがあるがスポーツ活動には支障はない
StageⅢ; 運動前中後に痛みがありスポーツ活動に支障をきたす
StageⅣ; 痛みが強くスポーツ活動は不可
※StageⅢ以上ではスポーツ活動は中止か運動の制限の必要があります。
炎症が引く期間としては4つの研究で141人の統計を研究した論文からしますと
70日~72日(約2ヵ月半)が復帰の目安。
数日間練習を休憩して少し痛みが引いては練習をしてまた悪化するなど慢性化しているかたでは
9か月~12か月とも言われています。
【なせ痛みが出るのか?のメカニズムについて】
シンスプリントになっている方で多くは
使い過ぎの傾向はないか?:自分の体力に対し負荷があまりに多い
運動量の変化 :急に練習量が増えた、ケガをしてて安静にしてたところから急に練習した
地面の硬さ :グランドやアスファルトなど地面が硬いところでの練習が多い
体重増加からの急な練習 :運動不足で体重が増加したからと急に無理な練習を多くしたなど
シューズの変化 :サイズが合ってない靴、柔らかすぎる靴、古い靴、もしくは種類を変えたなど
などがあげられます。
以上のことによりランニング、ジャンプ、ターン、ストップなど反復の動作により疲労がたまり足の衝撃緩衝機能(つちふまず)の低下や足の
過回内(かかいない)などがあげられます。
ストレッチ、アイシングなどでその場の痛みはごまかしごまかし緩解はできるかもしれませんがあまり良くならないのはシンスプリントになられている方でしたら一番よくわかっていることだと思います。シンスプリントの根本、原因は過回内が70%と言われています。いくらストレッチやアイシングをしても過回内が改善されない限り痛みは平行線をたどることが多いと考えています。
【まずは痛みを取りましょう!!】
まずは炎症をとり、痛みの無い身体に戻しましょう。
今現在一番言われているシンスプリントの原因とされている過回内を改善し、再発しないように根本、原因を消したい方は当院処方のオーダーメイドインソールがオススメです。
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【当院シンスプリント治療の特徴】
さかた鍼灸整骨院のシンスプリントの施術は即効性と治療回数の少なさです。
全てが一回でというわけではありませんが、当院ホームページに張り付けてあるInstagramの画像を見ていただけたら少しは参考になるかな?と思います。
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鍼施術後1週間~10日経っても痛みが戻ってくるようでしたらもう一度ご予約いただければと思います。東洋医学に基づいた経穴(ツボ)を使っての施術となり、痛い患部への鍼(はり)は一切行いません。
鍼(はり)5~6本と少ない本数で、なるべく刺激がなく痛みがない鍼を使用します。
電気、マッサージ、テーピングなど希望がございましたら行いますが(別料金)基本的には行いません。
【押して痛みがある方が当院シンスプリント施術の対象です】
全体的にぼんやり痛い、痛みの場所が定まらない、押してはあまり痛くないが走ると痛いなどの症状の方ですと効果がはっきり出ない場合がございます。また、東洋医学の経穴(ツボ)が適応しない方もまれにいらっしゃいます。その場合は別の治療法で行っていきます。
ピンポイントに「押すとココが痛い!!」というところがあるかどうかを確認してください。
【お早めにご来院ください】
効果が出たとしてもすぐに練習に戻れるというわけではありません。2~3日間鍼の効果が安定するまで休んでいただくのが少ない回数で症状を落ち着かせるのには必要となります。
それらを考えると、大会などある方は7日~10日は余裕を持ってご来院いただけるのが良いと考えます。
インソールも加えて処方を希望の方は2週間は余裕を持ってご来院いただけると幸いです。
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