余暇でバトミントンをしていたら、数日後突然肩が上がらなくなった。夜も痛みで眠れず
ふとした動作で激痛が走り動かすのが怖いのが半年続いている、、。
そんなお方が当院でどのように改善をしていったか?
今回はそんな症状をご紹介させていただきたいと思います。
【遊んでいた数日後。肩の痛みで夜も眠れない日々が半年間】
バトミントンをして遊んでいたら、数日後に筋肉痛かな?という痛みが発生し、
数日たっても治らない。むしろ痛みが出始めドンドン増悪し、自分でもわからない
ふとした動作で痛みが走り、夜も痛みで起きる毎日。自分の腕なのに腕がついていないような感覚。
半年間がそんな状態であるとご来院されました。
【40代でも五十肩??遊んでいて痛めてしまった肩の原因は?】
40代でなるのが四十肩、50代でなるのが五十肩。
では、もし20代でなれば二十肩・・・・???
よく患者様に聞かれることがあります。
実は、「四十肩」「五十肩」というのは、一般の方々が作った造語なんですね。
正しくは、「肩関節周囲炎」と正式な医療用語では言います。
それを、40代に多いから四十肩。50代に多いから五十肩と実は一般の方が作った用語なんですね。
この正式名称「肩関節周囲炎」は、実は原因が様々です。
とある有名なお医者様の肩の勉強会に出席した際は、肩のテスト方法は数多くある。なんでかわかりますか?
症状が様々すぎて、一個のテスト方法なんかじゃ症状断定が到底無理だからです。
なるほど。テスト方法が多い疾患ほど断定が難しく、治療が困難なんですね。
なんらかのことをしてしまい、肩の組織を痛めた症状を「肩関節周囲炎」というんですが、
肩は実は骨で関節を固定するのでなく筋肉に肩の固定を依存していて、たくさんの筋肉が肩には張り巡らされ、
靭帯、神経、血管、やたらといっぱいありすぎます。僕の学生時代、覚えるのに嫌気がさしたほどです笑
御来院した患者様にも肩周囲のテスト方法を何個も行いました。
結論、肩の筋肉を複合的に何個か痛めている症状でしたが、ここで言いたいのは
★肩が痛い→結果
★肩が痛い→原因は別のところにある
ということなんです。
【原因は別の場所にある。結果の部分を追い求めすぎてしまうと、、。】
今までの文章をご覧になられて、「はぁ?」となった方、いらっしゃったりするのではないでしょうか?
わかりやすく説明させてください。
例えば
①今着ている上着の、左わき腹付近を下にひっぱってください。
②そのまま左肩を挙げてみてください。
、、、左肩は挙がりづらくありませんでしたか?
つまり、「左のわき腹あたりが詰まっているから、左肩が挙がらない」
ということになるんですね。
筋肉が硬くなり、つまっているところがある。これが「原因」であり
肩付近の組織が痛くなってしまったからと言ってそれは「結果」痛くなってしまったということです。
結果のある肩をみるのも大切ですが、原因をつぶしていかないと一向に良くならないのでは?
以上の事を考えてみると、
そんな感じに思えてきませんか?
【一回の施術ごとに結果が現れていく】
(H30.3月上旬。)
来院時にたくさんの訴えを申し出て、検査の結果。
親指、小指、わきの下、胸が大きな原因と判断。
施術後可動域に改善がみられる。
(H30.3月上旬。初診の次の日。)
開院前、朝掃除をしていたら急にドアがあく。
「痛みで夜寝れなかったのが、昨日は寝れたよ!!」
一言いい残して去っていかれました。その日もご来院。
(H30.4月現在。)
可動域、痛みともにほどんど回復し、日常生活で困ることもない状態まで回復。
【結果と原因を分けて施術する】
おそらくですが、当院で「結果」である肩の痛みだけを見て、肩を揉んでみたり、電気したり、鍼したり、、。
それだけでは肩の痛みを治すことは不可能であったと思います。
どこに詰まりがあり、どこが悪い結果肩に痛みがでたのか、、?
「原因」を突き止めみていくことが早期回復の一番の近道だと考えています。
【まとめ】
①五十肩、四十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」。どの年齢にもなる可能性がある
②痛みの根本には「結果」と「原因」がある
③「結果」だけ追い求めると症状は横ばいである
④原因をつきとめていかないと症状は長期に渡る
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